現役インサイドセールスのユトルです。
インサイドセールスの仕事に興味はあるけれど、一体どんなスケジュールで、具体的にどんな事をしているかがいまいち分からない。
そんな風に思っている人も多いのではないでしょうか。
インサイドセールス界隈の記事や資料となると、どうしてもノウハウやスキル関連が中心のため、丸1日をどう過ごしているのかや仕事内容については意外に語られていないように思います。
実際にインサイドセールスをやるなら、1日のスケジュールぐらいは知っておきたいですよね!!
ね!!!!
という事で、今回は僕の普段の業務スケジュールについてお伝えします。
この仕事を始めてもうすぐ1年が経つので、駆け出しの頃のスケジュールと現在の両方を載せています。
比べてみると結構違うので面白いと思います。
インサイドセールスに興味を持っている方にとって、参考になれば嬉しいです。
1.インサイドセールスを始めた頃のスケジュール
まずは僕がインサイドセールスを始めたばかりの頃のスケジュールから紹介します。
研修期間も終わり、一人で業務を進めるようになったぐらいの時期のとある1日です。
実際の時間割はこんな感じ。
09時00分:出社、朝礼、メールチェック、コール(新規顧客)
10時00分:引き続きコール(新規顧客)
12時00分:お昼休憩
13時00分:チームミーティング
14時00分:コール(新規顧客)
15時00分:コール(進行中案件)
16時00分:コール(新規顧客)
17時00分:資料読み込み、事例学習
18時00分:退社
ひたすらコールしてますね(笑)
ただ、なにも受話器から手を離さずひっきりなしに電話をしてるわけじゃありません!コールと書きましたが、顧客とのやりとりやアポの獲得にはメールも駆使しています。
また、電話をしている間も、社内SNSで随時情報をキャッチしたり、雑務をこなしていたりするので、目安としては1時間に10件ほどの顧客に対しアクションをしているような感じですね。
もちろん、電話をかけても不在であれば対応する数は増えますし、逆に一人のお客さんと15分ほど話せたら、その分対応できる件数は減ってくるという具合です。
ちなみに「コール(新規顧客)」というのは、まだ自社と取引のない方に対するアプローチを指します。僕のチームの場合、顧客情報が全くない企業へかけることは少なく、保有している「リード」に対しコールをします。
ミーティングも最小限だったので、いかに顧客と接点をもつか、営業が訪問するにたるアポイントを獲得できるかに集中して業務を進めていました。
この日は18時に退社していますが、僕は資料を読んだり次の日のために顧客リストを整理したりしていたので、結局20時近くまで仕事をする日も多かったです。
もっと細かくみれば、コールやメールを一つ送るにしてもやっている事はた沢山あるのですが、大まかなスケジュール感はこんな感じです。
2.現在のインサイドセールス業務のスケジュール
次は現在のインサイドセールス業務についてです。
始めた頃と比較し、業務が結構多岐に渡っているので、2日分の書いてみました。
(1日目)
09時00分:出社、朝礼、メールチェック、コール
10時00分:採用関連の打ち合わせ
11時00分:コール(新規顧客)
12時00分:お昼休憩
13時00分:コール(新規顧客)
15時00分:セミナー関連打ち合わせ
16時30分:セミナー対応
19時30分:退社
1日コールをしていたのが嘘のようですね(笑)
この日は4時間ほど顧客対応を行なった以外、打ち合わせやセミナー対応が入っています。特にセミナーは僕自身が運営を担っていたため、午後〜夕方はその対応にかかりきりになっています。
「インサイドセールスなのに、セミナー運営もやるの?」
そう疑問に思う人もいるかもしれませんが、やるんです!
この辺りの詳しい話はまた別の機会にしますが、インサイドセールスという仕事は結構できること、やれること、やるべきことが多いんです。
コール業務は一通りこなせるようになっているので、それ意外の切り口から、インサイドセールスが起点となって営業の支援や受注に繋がる働きをしているというのが、今の僕です。
「コールだけがインサイドセールスではない!」
この辺りは、インサイドセールスの面白さであり大きな魅力の一つです。
(と、僕も最近改めて気づいたんですが…。)
(2日目)
09時00分:出社、朝礼、メールチェック、コール
10時00分:コール(既存顧客)及びターゲット調査(既存顧客)
11時00分:イベント運用施策について考える
12時00分:お昼休憩
13時00分:既存顧客向け事務対応
14時00分:既存チーム向け打ち合わせ
14時30分:新サービス勉強会
15時00分:打ち合わせ
15時30分:コール(既存顧客)
16時30分:フィールドセールスとの打ち合わせ
17時00分:ツールでレポート作成
18時00分:打ち合わせ
19時00分:退社
またも新人の頃にはなかった業務が入っていますね。
「コール(既存顧客)」は、現在自社のサービスを契約しているお客様に対し、アップセルや利用定着、関係構築を狙ったアクションを指しています。
今までは新規の顧客に対し、契約獲得へ向けたアポイントを取っていましたが、現在は新規と併せ既存顧客の対応業務も行っています。
単にアポイントを取るのではなく、サービスの利用状況を見つつ、未導入の部署や支店にアプローチしたり、最初に契約して下さった部署に更なるサービス利用を案内したり、できる事は新規の開拓以上にあったりします。
他にも、アポイントを送る先であるフィールドセールスとの打ち合わせが入っていますね。
単にアポイントを取って終わるのではなく、取った商談がどうなったかについて話を聞いたり、次の一手を考えたりと、営業とは密にコミュニケーションをとっています。どんな機能や役割を担うかはインサイドセールス組織によって違いますが、どれだけ営業と同じ目線で考えられるか(逆もまた然りです)は、プレイヤーにとって重要な要素です。
また、自分の実績を確保するだけでなく、チーム全体の業績管理や数字の推移を見るために、ツールを駆使して業績レポートの作成なども行っています。
当初に比べると、コール業務自体はもちろん、それ以外の業務へも取り組む幅が広がっているのが分かります。
依然として個人の数値目標を持っているので、もっとコールに時間を割きたいと思う時もあります。一方でコール以外の仕事を通じ、インサイドセールスとして出来る事が増えているのは間違いないですし、それはそのまま僕自身のレベルアップに繋がっています。
(とはいえこれだけ色々やっていると、しんどいと思う時もありますが…)
現役インサイドセールスの1日まとめ
「インサイドセールス=電話を沢山かける」
もしそう思っている人がいたら、意外な発見や気づきになったんではないでしょうか。
僕自身、1年と経たないうちにここまで業務が変わるとは思っていなかったので、正直驚いています。
きっと、これからもどんどんインサイドセールスに求められる役割は変わっていくでしょうし、自ら変化を生み出していくことも可能です。
今回は1日のスケジュールをお伝えしましたが、少しはイメージを持ってもらえたでしょうか。
もちろん、組織やチームによって違いはありますが「こんなパターンもあるんだな!」と、少しでも知ってもらえれば嬉しいです。
インサイドセールスの求人もどんどん増えてきているので、少しでも興味をもった方は、是非応募してみましょう!!
今が波に乗るチャンスです。